Issue 1乗せてよいかを決める場面に、揃っているかの情報が届いていない
Issue 2初任教育の中身が教える人に依存し、記録が形だけになっている
・入社から乗務開始までに揃えるべきものは、法令で決まっているものと荷主が求めるものに分かれて10前後ある
・持っている人は運行管理者、事務員、配車係、荷主の担当者とばらばら。一人の新人について全部が一枚の上に並ぶ場面は、巡回指導のときか事故の後にしか無い
建材配車係を兼ねる運行管理者が、金曜の配車の最中に横乗りの相手へ一言聞くだけで独り立ちを決めている
ローリー見極めの点検表はあるが、健康診断や初任診断や座学の時間はその表に載っていない
夜間納品昼の管理課長と夜の運行管理者が引き継ぎのノート一冊でつながっているだけで、身元保証書の2人目が無いまま鍵束が渡っている
生コン独り立ちを決めるのが自社ではなくプラントの出荷係で、協同組合の名簿に名前が載ったのは一人で走り始めてから9日後
→どの会社も、揃っていないことを隠しているのではなく、揃っているかどうかを乗せる前に確かめる仕組みを持っていない
課題 1乗せてよいかの判断に情報が届かない
「この人を一人で乗せてよいか」を決める場面に、揃っているかどうかの情報が届いていない
課題 2教育が人に依存し記録が形だけ
初任の教育と指導の中身が教える人に依存し、記録が形だけになっている
課題 1 乗せてよいかの判断に情報が届かない・決めるのは配車係か出荷係か夜勤の管理者か社長で、その人の目の前にあるのは明日の車と人の数だけ
・免許の条件、健康診断の所見、初任診断の受診、座学の時間、運転記録証明、荷主への登録や入場証や名簿は、別の人の机と手帳と頭の中に分かれている
・初任診断と初任の教育には乗務開始から1ヶ月以内という猶予があり、乗せること自体は違反にならない
・その猶予がいつ切れるかを数える人がいないので、気づけば3ヶ月が過ぎている
課題 2 教育が人に依存し記録が形だけ・横乗りの相手は、その週にルートが合う人や頼みやすい人で決まる
・アウトリガーを半分しか張らない癖も、樋の表しか洗わない癖も、鍵束のどれがどの店かを触らせない態度も、そのまま新人に移る
・座学の15時間は休憩室のテレビやプラントの待機所のスマートフォンで細切れに流される
・教育の記録簿は後から日付を割り振って15時間になるように書かれ、初任診断の後の指導は全員が同じ文面で残る
・誰に何を教えたかは記録に無いので、事故の後に「教わっていない」と「言ったはずだ」が食い違う
課題 1 乗せてよいかの判断に情報が届かない・ロジポケは既に点呼と配車と日報の画面を持っている
・揃っているかを見せる場所として意味があるのは、書類を保管する画面ではなく、配車を組む画面と点呼の画面
・新人ごとの未了と猶予の残り日数が色で出て、期限を過ぎたら管理者と経営者の両方に通知が届く形は、配車と点呼を持つ製品にしか作れない
課題 2 教育が人に依存し記録が形だけ・教育は日々の運行と違って、月に一度の性質の仕事
・法令の要件を正しく理解している会社が少ないので、システム側が正しい手順と項目を提示すれば受け入れられやすい
・厳格にしても月1回の負担が増えるだけで、日々の業務の流れを変える提案より抵抗が小さい
・30人から40人規模の会社の管理職の総意として、教えるべき項目の一覧に完了の印を付けていく流れの要望が出ている
課題 1 乗せてよいかの判断に情報が届かない配車配車の画面に、新人ごとの未了の項目と猶予の残り日数が色で出る
点呼点呼の画面にも同じ未了が出る
通知期限を過ぎたら、管理者と経営者の両方に通知が届く
一覧入社した人の経験と免許と年齢と担当する荷主から、その人に必要な項目の一覧を自動で立てる。「分かれ道を書いた物が社内に無い」に応える
課題 2 教育が人に依存し記録が形だけ項目表国の指針の項目と会社固有の決まりと荷主固有の決まりを、一つの項目表にする
二重記録横乗りの相手がその日に教えた項目をスマートフォンで押し、本人の側でも教わった項目を確かめて押す
座学動画の視聴を、指針の項目に対応づける
診断初任診断の結果から、指導記録の下書きを作る
様式それらが法定の様式の記録簿として出る
課題 1 乗せてよいかの判断に情報が届かない・止めるのではなく、見せる
・トラックを遊ばせられない日にシステムが止めれば、管理者はシステムを使わなくなる。現場の意識は法令遵守が1割、実務優先が12割
最初の一歩配車の画面に未了が見え、理由を書けば一時的に通せ、通した事実が経営者に残る
課題 2 教育が人に依存し記録が形だけ・巡回指導と監査で最も多く指摘されるのが、初任診断の未受診と指導記録の不備
・コンプライアンスという大義名分で経営者に売りやすい領域でありながら、現場の日々の手順を変えないので管理者の抵抗も小さい。この2つの条件が同時に成り立つ
課題 1 乗せてよいかの判断に情報が届かない荷主法令の要件だけでなく、荷主の要件を同じ一覧に載せる。作業員名簿、基地の登録、鍵の登録と身元保証、協同組合の名簿
・実際に独り立ちの日を決めているのは法令より荷主の側の門。ここを扱える製品は、法令の管理だけを扱う製品とはっきり分かれる
採用採用の決定をクロスワークから受け取れれば、面接の日に運転記録証明の申請と健康診断の予約と荷主への届け出を同時に始められ、入社の前から要件の一覧が動き始める
課題 2 教育が人に依存し記録が形だけ離職独り立ち後1ヶ月から3ヶ月で辞める人の理由に「教育係と合わない」が常に入る。教える内容がそろえば離職の一因にも効く
入社後教育の記録が人ごとに溜まれば、適齢診断や事故後の特定診断、年に一度の指導にも同じ項目表が伸び、入社の場面だけで終わらない
・6社に共通して現れながら、いまの製品の延長で扱える課題がこの2つ
外す正式採用前の試し乗務や社会保険の後回しは広く行われているが、経営者の方針と労務の領域で、運送の管理システムが入り込む筋が薄い
外す早朝の点呼の不備は根が深いが、点呼は既に持っている機能なので、入社の流れの課題ではなく点呼の機能の課題として扱う方が整理しやすい
残す揃っているかを乗せる前に見せることと、教えた中身を人に依存させないことは、配車と点呼と日報を持つ製品だからこそ置ける場所に置ける
・法令と荷主の要件を一緒に扱うことで他の製品と分かれ、月に一度の性質の仕事から入ることで現場の抵抗を避けられる