セグメント別入社課題

S1一般貨物
中型・準中型トラックの配送
業界全般の見立て
S2業界横断
採用と初任教育の実態
業界全般の見立て(有識者)
S3建材・住宅設備
ユニック車で建築現場へ
単一企業の事例
S4石油製品
タンクローリーでスタンド・工場へ
単一企業の事例
S5外食チェーン
深夜に無人の店舗へ食材を納品
単一企業の事例
S6生コン
ミキサー車で2つのプラントに専属
単一企業の事例
業態・業種
何を、どこへ、
どの車で運ぶか
運ぶ物業種の特定なし
車両中型・準中型(4t車など)
求人経路求人媒体・ハローワーク・知人の紹介
運ぶ物業種の特定なし
付随資格業務に応じてフォークリフト・移動式クレーン・玉掛けを確認
採用の実態正式採用の前に1週間ほど乗せて適性を見る会社が多い
運ぶ物石膏ボード・サッシ・ユニットバス
運び先ハウスメーカー・ゼネコンの建築現場
車両クレーン付きトラック(ユニック車)
固有の条件クレーンと玉掛けの修了証、元請けへの作業員名簿、現場の入場証
運ぶ物ガソリン・軽油・灯油
運び先ガソリンスタンド・工場(荷主は石油元売り)
車両タンクローリー
固有の条件危険物乙4の免状、荷主と3基地への登録、冬の灯油に合わせた採用時期
運ぶ物冷凍・冷蔵・常温の食材
運び先居酒屋・ファミレス・弁当チェーンの店舗(閉店後)
車両2t・3tの冷凍車
固有の条件18軒分の鍵束と警備の番号、身元保証人2人、毎月の検便
運ぶ物生コンクリート
運び先建築現場。行き先はプラントの出荷係が無線で決める
車両ミキサー車
固有の条件練り始めから90分以内、協同組合の乗務員名簿、雨で止まる日給月給
車両数・
従業員数
規模と、入社手続きの
担い手
車両記載なし
ドライバー記載なし(20人を超えると期限を追えなくなる、との言及)
担い手手続きをしている一人。小さな会社は配車担当と同じ人
車両記載なし
ドライバー改善の声は30〜40人規模の管理職から。主な導入対象は50人程度
入社者月10人の会社から年10人の会社まで。未経験者は7人に1人程度
車両34台
ドライバー36人
担い手配車係を兼ねる運行管理者1人
車両31台
ドライバー34人
担い手所長代理を兼ねる運行管理者1人
車両30台
ドライバー33人
担い手昼の管理課長と夜勤の運行管理者。引き継ぎはノート1冊
車両29台
ドライバー31人
担い手週4日は自分も乗る運行管理者1人。台帳は社長の妻が作る
時系列の課題面接から入社後、一人で車両に乗るまで
①面接・採用判断
応募から
採用を決めるまで
・免許の8t限定・AT限定等を見落とすと、入社後に予定車両に乗れず配車計画が崩れる
・過去3年の他社選任歴を履歴書と口頭で済ませ、初任教育・診断の要否の裏付けが無い
・ブランク3年前後や軽貨物のみの人は社内で判断できず、詳しい一人が不在なら翌日以降へ
・応募経路ごとにばらばらな情報と面接内容を、入社書類へ一から手で書き写している
・希望業務と任せたい業務のマッチングが不十分だと、想像以上に過酷として早期離職する
・仕事未定の面接では事前の業務説明をせず、過去の経験を聞き取る程度にとどまる
・修了証の原本を見ず口頭で採用し、入社日に床上操作式でユニック車に使えないと判明
・自家用ダンプや個人軽貨物の経歴を経験に数えるか分からず、保留のまま横乗りさせる
・面接から台帳作成まで配車兼務の管理者1人が合間に行い、応募者が来る週は配車精度が落ちる
・前職での選任や最後の乗務時期を履歴書と本人の話だけで判断し、前職に照会しない
・免状なしの人へ過去問冊子を渡すが読む人は半分未満、落ちれば1ヶ月横乗りしかできない
・免状の写真の10年書き換えを面接で見落とし、荷主の基地で入構を断られた(2回)
・平ボディ等出身者が液体の揺れを知らず普通の感覚で走るかは履歴書で分からない
・前職の選任歴は本人の話のみで照会せず、コンタミ歴は荷主・基地経由の噂頼み
・運転記録証明を取らず、巡回指導で事故歴の把握方法を問われて初めて書類名を知った
・昼面接で採った人が初夜の寒さと騒がしさで辞め、夜9時面接に変え管理課長が夜まで残る
・紹介以外の応募者は安心して進められず、職歴の空白や辞めた理由の変化まで細かく聞く
・新しい普通免許しか持たない若い人は乗れる車が無く、応募の電話の時点で断る
・前職ダンプの白・緑ナンバーが曖昧で、腕の良い人に初任扱いも言いにくく、決めずに横乗り開始
・雨で出勤日が減り手取り25万→14万、説明すると半数辞退し聞かずに入ると梅雨で辞める
・運転記録証明を取らず、プラントで事故の話を聞かないことで代わりにしている
・面接は待機所で呼び出し待ちの20分、採用は社長へ電話一本で社長は入社日まで会わない
②入社前の準備
内定から
入社日まで
・何を揃えるべきか調べるのに最も時間がかかり、経験・免許・年齢別の分かれ道を書いた物が無い
・健診は結果を待たずに乗せ、要再検査が後で届いても見る人が決まらず止める人がいない
・入社日の持ち物一覧が社として無く担当者で言う物が違い、口頭だと当日忘れてくる
・運転記録証明書は取らない社が多く、取っても入社日に間に合わず届いたかを誰も追わない
・正式採用前に1週間程度試し乗務させ、社保加入・健診・研修予約は適性判断後に回す
・規模の大きな会社でも、手順が前後した採用プロセスが日常的に行われている
・持参物を電話で思い出しながら伝え、修了証や顔写真を言い忘れて初日に現場書類が作れない
・紹介で来た人には紹介者の手前で運転記録証明を頼みにくく、取らないままになる
・運転記録証明は入社2週間後に届き、封筒が配車表の下に埋もれて月末まで中を見ない
・健診結果は受診日と血圧を名簿に写すだけで、要再検査を読まず再検査も確かめない
・持参物一覧は所長代理の手帳の走り書きのみ、補助者が電話すると免状原本と顔写真が漏れる
・静電気を帯びにくい作業服は届くまで10日ほどで、間に合わねば退職者の置き服で横乗りへ
・入社時健診の睡眠時無呼吸検査は機器の返却忘れがあり、結果まで3週間かかることがある
・健診結果は郵送で届き、所長代理が開封して荷主に出す乗務員一覧へ受診日を書き写す
・荷主条件の身元保証人2人目が見つからず、保証書が空欄のまま本人は夜に乗り始める
・検便の容器を出し忘れて入社日に結果が無く、最初の3日ほどセンターに入れない
・夜勤前提の人を昼の病院へ行かせるため、予約時間に起きられず健診を受けない人が出る
・健診結果は管理課長が開けて見るだけで、ノートに書かれない限り夜勤管理者は知らない
・年金受給の60歳超が社保加入を嫌い、日数を抑えた契約で未加入の6人が実態と不一致
・健診結果は社長の妻が受診日を名簿に写し綴じるだけで、血圧等の所見を本人に伝える人がいない
・名簿に健診日が要るため、運行管理者が本人の都合を聞かずに健診日を決めている
③入社初日
書類・台帳・
貸与品
・運転者台帳が独自Excel様式や未作成のままで、法令が求める欄の欠落に誰も気づかない
・点呼や荷主の電話で手続きが何度も止まり、書きかけの書類が翌週まで引き出しに残る
・すぐ辞める人が多いとして社会保険の資格取得を1ヶ月ほど遅らせる、本来不可の運用
・デジタコ・ETC・燃料カードや鍵等の貸与一覧を残さず、退職時に回収できない物が出る
・法定書類の共有フォルダは事務所勤務者なら誰でも閲覧でき、閲覧範囲が絞られていない
・法定書類が紙とデータの二重管理になったり、データの保存場所が分からなくなったりする
・スキャンデータを項目別に格納する共有フォルダの階層構造が整理されず煩雑になる
・運転者台帳に加え、元請けごとに様式の違う作業員名簿4種類へ氏名・生年月日・資格を4回打つ
・配車の電話で入力が止まり、本人はカウンターで待たされ書類が揃うのは昼過ぎになる
・Excelの台帳に事故歴欄が無く、巡回指導で指摘されてから余白に手書きで足している
・ヘルメットやハーネス、カード類の貸与記録が無く、辞めた人から返却されないことがある
・本社Excelの運転者台帳、荷主の登録書、基地3か所の入構申請に同じ内容を計5回書く
・運転記録証明が届く前に荷主登録の期日が来て本人申告で出し、食い違いで訂正を出した
・荷主登録が通る1〜2週間は横乗りでも基地に入れず、門の手前で待つか事務所で座学
・荷主登録の受理まで鍵は渡せないが、受理連絡は電話だけで書面は後着、管理課長しか知らない
・入社書類は出勤前の夕方5時から管理課長が帰るまでの1時間で書き切る必要がある
・契約書は初日に運転席で書かせダッシュボードに積まれ、事務所着は3日〜2週間後
・経理の社長の妻が入社を知らないまま給与締めを迎え、月末に日報で初めて気づく
・台帳は月末以降に社長の妻が作るが、書く事項を知るのは管理者で、適性診断・指導欄は空のまま
・入社日から社保に入れても、加入手続きの書類化は次の雨の日まで遅れる
④初任診断・教育
適性診断・座学・
横乗り
・教育記録簿を後からまとめ書きし実時間と合わず、添乗20時間に届いたかも誰も数えない
・教育係はルートが合う人で決まり手当も無いことが多く、教え方が全く違いそのまま新人に移る
・初任診断の結果票を綴じて終わり、結果に沿った本人への指導記録が残っていない
・NASVA支所の初任診断は枠が埋まり2〜3週間先のこともあり、往復含め半日つぶれる
・誰に何を教えたか記録する仕組みがなく、中途のベテランにも指導記録をほぼ付けない
・教える担当者で指導内容に差が出て、日報や鍵の保管場所等の伝え漏れを防ぐ一覧が無い
・法令で定められた正しい教育要件を、顧客側が正確に理解していないケースが多い
・初任者の15時間座学は約10項目の大枠だけ法定で、教え方が分からない会社がある
・教える項目が書かれず厳しさは先輩次第で、癖が移り入社2ヶ月の人が車を傾け荷を落とした
・座学DVDは静かな場所が無く5〜6時間しか見せられず、記録簿は後から15時間に割り振る
・初任診断は雨で現場が止まる日まで延ばし、受ける前に本人が一人で乗り始める
・初任診断の結果で本人に話しても記録に残さず、結果票は台帳ファイルに挟むだけ
・荷主教材で法令座学15時間を済ませた扱いにし、巡回指導で経路・過労等の項目不足を指摘
・指導役は便で決まり選べず、見せるだけの人に付いた新人はホース接続が少なく見極めで止まる
・荷主様式の横乗り記録は深夜勤務の帰庫後に書くため「特になし」が何日も続く
・初任診断の結果票を荷主登録の控えと綴じ指導記録も無く、巡回指導で探すところから始まる
・横乗り相手は現担当に自動で決まり、損になる側だと2週間でも鍵と店の対応を確かめさせない
・店ごとの知識が本人の手帳にしかなく辞めると持ち出され、写せたのは30中11コース
・座学は夜勤管理者が動画を流すが点呼で戻れず、記入漏れの日は管理課長が推測で記録簿を埋める
・初任診断は座学と出勤前の枠を取り合ってずれ、飲食店で保冷車を運転した人の要否も不明
・初任診断は1台止まるため1〜2月にまとめ、春入社者は1ヶ月期限を過ぎ未受診で乗務
・座学動画は待機中に15分ずつ細切れ視聴で進捗は本人のみ把握、月末の自己申告で記録
・横乗り相手は決めず大現場の列で日替わり、誰が何を教えたか残らず小現場の付け方も不明
・教える人により樋の洗い方が違い、半年後の樋の固着と冬の斫り落としが新人に返る
⑤独り立ちの判断
一人で乗せて
よいか
・免許・健診・診断・教育の充足一覧が無く、担当一人が不在なら配車担当は知らずに乗せる
・1ヶ月猶予で先に一人で走らせ、期限内に教育・診断を終えたか追う仕組みが無く抜け落ちる
・一人で乗せてよいかの判断が書面に無く、管理者の頭の中や朝の口頭確認で決まる
・未充足で一律に配車を止める仕組みは、車を遊ばせられない日に管理者が使わなくなる
・横乗り中は業務後に先輩から仕事ぶりや態度を聞き取り、定性的評価で適性を判断する
・金曜の配車中に横乗り相手の「大丈夫じゃないですか」の一言で月曜から一人で出す
・揃いを一番知る管理者も配車中は車と人の数だけ見て、修了証・健診・入場証等を確かめない
・初任診断の1ヶ月猶予の期限を書いた物が無く3ヶ月過ぎ、未受診2人が巡回指導で発覚した
・クレーン現場へ出す時期が書かれず、管理者不在日に社長が入社3週間の人を一人で出した
・見極めの点検表は手順の項目のみで、健診や睡眠時無呼吸の結果等が揃ったか見られない
・冬前は見極め翌週に灯油便へ入れたく、荷主へ届けを先に出し書類は後から揃える
・所長代理が点呼不在の日に無呼吸結果未着の人が深夜便に出て、月末の報告書作成で気づいた
・独り立ちは横乗り相手の一言と点呼で夜勤管理者が決め、保証書・登録等の状況は見ていない
・保証書未提出・荷主登録未受理の人が鍵束を持ち3日単独で出て、荷主の差し戻しで発覚
・初任診断・教育は乗務後1ヶ月以内を前提に乗せるが、期限を昼夜どちらが数えるか未定
・管理課長が独り立ちを知るのは翌朝ノートを開いたときで、決定の後になる
・横乗り3日目夕方に出荷係から1台に数えるか聞かれ独り立ちが決まり、断れば仕事が他社へ
・独り立ち当日、管理者は列の先頭で乗務し事務所は無人で、健診・名簿・台帳を誰も確認せず
・名簿未掲載では積み込めないのに、組合名簿への掲載は単独乗務開始の9日後だった
⑥独り立ち後
期限の管理・
離職と後始末
・免許更新・健診・適齢/特定診断の期限がExcelや記憶頼みで、20人超でまず追えなくなる
・免許・健診・診断・教育が揃っていないことに誰も気づかない状態が何ヶ月も続く
・巡回指導の通知後に退職者分も書類をかき集め、後から作った教育記録が日報と合わない
・独り立ち後1〜3ヶ月の離職が最多で、無駄を嫌い健診・社保等の手続きが後回しになる
・法令等で必要な業務の半分程度しか規定通りできず、残りは監査用の形式的書類で済ませる
・ルールを聞いていないとドライバーに強く反発されても、指導の実施を示す記録が無い
・巡回指導の際など4年に1回程度、保管した法定書類を探して引っ張り出す必要がある
・独り立ち後1〜2ヶ月で3人に1人が、夏の暑さ・朝の早さ・荷降ろしの重さで辞める
・どの人がどの荷主の入場証を持つかが、頭の中と半年未更新の手書き表にしかない
・退職のたびに台帳と4種類の作業員名簿から名前を消す作業が配車の合間に残る
・早期に辞めると、会社が負担した技能講習の費用が出したままになる
・一人6〜7個の期限を壁の予定表に手書きで追い、保安講習切れを基地で指摘され空車で帰した
・要精密検査の受診は本人に口で聞くだけで、未受診のまま乗務し荷主監査で指摘された
・便の入れ替えは荷主システムで理由記載が要り、忙しい朝は入れ替えずに新人を出すことがある
・最初の冬を越えた春に毎年1〜2人辞め、登録抹消を荷主と基地3か所へ別々に出す
・単独初夜は警備掛け直し忘れで後続店遅延・出動費、冷凍品の冷蔵庫入れで代金負担が出る
・施錠・警備表示の写真報告を点呼が重なる時間は夜勤管理者が見られず、未送信に朝気づく
・1ヶ月で3人に1人辞め、その度に鍵束を台帳と照合回収し18軒の警備番号変更を荷主経由で頼む
・番号変更は店の手間で短期離職が続くと名指しされ、採用に慎重になり今いる人が休めない
・午後は大現場限定が守られず、新人が単独で塀に接触し辞意。管理者は乗務中で無線は20分後
・免許更新・健診・適齢診断(11人)の期限は手帳で雨の日しか見ず、免許切れで4日走った
・冬のドラム内のコンクリ削り作業を新人にどこまで、何を教えてやらせるか分からない
・制服はプラントの借り物で、退職者が返さないと運送会社が弁償する
共通課題
3つ以上の
セグメントに
出てくる課題

揃ったかを一覧で確かめる場所が無く、確かめる人と乗せる日を決める人も分かれている。そのため手続きと教育が乗務の後ろへずれ、巡回指導や事故のあとで気づく。

① 面接・採用判断
01前職の扱いを本人の話で決めている

過去3年の運転者歴を履歴書と口頭で判断する。軽貨物や自家用、ブランク明けの人を初任に数えるか決められないまま、横乗りが始まる。

S1S2S3S4S5S65/6
原文の根拠
  • S1前職の確認は履歴書と口頭の申告に頼る
  • S3それを「経験あり」と数えてよいのかが分からず
  • S4前の会社で運転者として選任されていたかは本人の話で判断し、問い合わせはしない
  • S5どちらに数えるのかは、いまも分かっていない
  • S6どちらに数えるかを決めないまま横乗りが始まった
② 内定〜入社前の準備
02取り寄せた書類を誰も読まない

運転記録証明は取らないか、届いても後回しになる。健康診断も受診日を写すだけで、要再検査の所見を本人に伝えて追う役が決まっていない。

S1S2S3S4S5S65/6
原文の根拠
  • S1誰が結果を見るかが決まっていないので、封筒が開けられないまま机に置かれていることもある
  • S3中を見るのは月末に机を片付けるときになる
  • S4行ったかどうかは本人に口で聞くだけで
  • S5そのため運転記録証明は取っていない
  • S6所見を読んで本人に伝える役目は、誰のものにもなっていない
③ 入社初日の手続き
03台帳と提出書類を手で何度も作る

運転者台帳に加え、荷主や元請け、基地に出す名簿と登録書に同じ内容を書き写す。台帳の法令の欄が欠けたり空いたりしても気づきにくい。

S1S2S3S4S5S64/6
原文の根拠
  • S1独自の様式は、法令で求められる欄が欠けていても誰も気づかない
  • S3氏名と生年月日と資格を4回打つことになる
  • S4同じ内容を合わせて5回書くことになる
  • S6適性診断の受診日と指導の実施状況の欄は、聞かれなければ空のままになる
④ 初任診断・初任教育・横乗り
04教える中身が先輩次第になっている

横乗りの相手は配車や便の都合で決まり、教え方も厳しさも人ごとに違う。教える項目の一覧も、誰に何を教えたかの記録も無い。

S1S2S3S4S5S66/6
原文の根拠
  • S1教え方はベテランによって全く違い
  • S2誰に何を教えたかを記録として残す仕組みは導入されておらず
  • S3教える項目を紙に書き出そうとしたが、配車の合間に書きかけたまま引き出しに入っている
  • S43人のうち誰を付けるかは、その月に誰がどの基地の便に入っているかで決まってしまい
  • S5どちらに当たるかで教え方の熱の入り方がまったく変わる
  • S6誰が何を教えたかはどこにも残らず
④ 初任診断・初任教育・横乗り
05教育の記録を後から埋めている

座学は配送や待機の合間に細切れで進み、実際に見た時間は足りない。教育記録簿は後からまとめて、15時間に合うように書く。

S1S2S3S4S5S66/6
原文の根拠
  • S1座学3時間と書いた日に、実際には1時間しか見ていないこともある
  • S2残りの半分は監査や検査に合格するための形式的な書類を作成している状態
  • S3教育記録簿には後から15時間になるように日付と時間を割り振って書く
  • S4教育記録簿には15時間と書いてきた
  • S5ノートの空いた日を前後から推し量って埋めることになる
  • S6見たと言われた時間を記録に書く
⑤ 独り立ちの判断
06要件を並べずに一人で乗せている

独り立ちは先輩の一言や、荷主・出荷係の都合で決まる。免許・健診・初任診断・教育・登録が揃ったかを並べて確かめる場面が無い。

S1S2S3S4S5S65/6
原文の根拠
  • S1免許、健康診断、初任診断、初任の教育が全部揃ったかを一覧で見る表は無い
  • S3「大丈夫じゃないですか」と返ってくれば、月曜から一人で出す
  • S4見極めの点検表には手順ができるかどうかの項目しかなく
  • S5管理課長の机の引き出しとパソコンの中にあり、夜勤の運行管理者は見ていない
  • S6健康診断の結果が届いていたか、協同組合の名簿に載ったか、台帳ができていたかを確かめた人はおらず
⑤ 独り立ちの判断
071ヶ月の猶予がいつ切れるか数えていない

初任診断と教育は乗務開始後1ヶ月以内でよいとして先に乗せる。期限を書いた物も数える担当も無く、未受診のまま何ヶ月も過ぎる。

S1S2S3S4S5S64/6
原文の根拠
  • S11ヶ月以内に終わったかを追う仕組みが無いので、そのまま抜け落ちる人が出る
  • S3気づくと3ヶ月たっていて、初任診断を受けていない人が2人いた
  • S5その1ヶ月がいつ切れるかを、昼の側と夜の側のどちらが数えるのかは決まっていない
  • S6春に入った人は、次の冬まで受けないまま一人で走っている
⑥ 独り立ち後・継続管理・離職
08入社後の期限を手書きと記憶で追う

免許、健康診断、適齢診断、講習、入場証と、一人ずつ期限が違う。Excelや壁の表、手帳で追うため、切れてから気づく。

S1S2S3S4S5S64/6
原文の根拠
  • S1これらの期限はExcelか、壁のカレンダーか、担当者の記憶にしかない
  • S3表は半年前から更新していない
  • S4保安講習の期限が切れていた人を基地の受付で指摘され
  • S6免許の更新を過ぎていた人が4日間走っていたことが分かった
⑥ 独り立ち後・継続管理・離職
09早く辞める人が多く、後始末が残る

早い時期に辞める人が多い。辞めるたびに、貸与品の回収や名簿・登録の抹消、警備番号の変更が業務の合間に残る。

S1S2S3S4S5S66/6
原文の根拠
  • S1独り立ちしてから最初の1ヶ月から3ヶ月は、辞める人が最も多い時期になる
  • S2想像以上に過酷な仕事であったという理由で早期離職につながる
  • S3台帳と4種類の作業員名簿から名前を消す作業が、また配車の合間に残る
  • S4その人の登録の抹消を、荷主と3つの基地にそれぞれ出す作業
  • S5入って1ヶ月のあいだに辞める人は、3人に1人ほどになる
  • S6聞かずに入った人は最初の梅雨で辞める